熱中時間 鉄分補給スペシャル2009 出演裏話

ディレクターと打ち合わせる

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ディレクターと打合わせ

ますます本当?ディレクターとの打ち合わせ

 実際、まだ半信半疑な部分もあったのだが、9月12日に担当のディレクターが打ち合わせのために大阪に来るとの事で、俄然「本当なんだ」という気持ちが強まる。
 なにせ、こういう経験が無いのでねぇ。どう対応して良いのかはっきり言ってわからなかったが、とりあえず打ち合わせと当日は実際に撮影してる所がみたいと言う事なので、関西線の王寺駅で少し撮影を行った。
 その後、法隆寺駅近くにあるネットの使える喫茶店で打ち合わせを行う。
 てきぱきと、ストーリーを考えていくディレクターと、疑問点を答える私(笑)がいて、なんというか、すごいんですよね。パッパとフローを組んでいく。
 頭の中では、この場面ではこういう話が来て、それでこう答えるからこう進むと、そしてこの話題に移ってこれを説明した後にこのことを解説すれば視聴者は理解出来る。というような、なんというか、常に見てるものの立場から何をどう説明すれば一番効率的か、そして出演者(私でんがな)の立場も考えて事を進めていく姿は、やっぱりプロでんなぁって思いました。

やってる事が多すぎる

 実際に、送付した私の資料などを吟味すると、私がやってる事を全て伝えるには時間的に無理があるようなのです。ですので、その中から撮影の部分を取り出して、そこを重点的に攻めようと言う事になりました。
 なぜ103系を撮るのか、そして、何度も撮り直しするのはナゼか、その後全方位から撮るようになったあたりまでを説明できれば良いかなと。とにかく、外見に変化があれば撮り直すと言う事は、いつまで経っても終わらない撮影を続けているという事で、例えば撮影簿などに空白の部分があっても、そこは以前撮影した車両があるけど外見に違いが出たから「空白に戻る」というのが説明できればなぁってのは打ち合わせでは出ました。(でも実際の収録では語れなかった)
 その他、例えば103系の歴史をまとめるにあたって数十万ページに及ぶ資料のデジタル化や、運転史のまとめとかの事、車内や外見の調査などの事、運転理論に基づく性能の事など、様々な研究対象があるのだが、そこは語れないだろうと言う事でした。
 ただし、出演の条件にも似た「103系の名誉挽回のために一言言いたい」部分は是非語って欲しいとの事ですので、何を話すか考えようと言う事になりました。

準備を始める

 この時点で、いろんな注文が出て、例えば3600両撮影したという証拠がどこかにあるかと言う事で、プリントしたものは無いけど、ネットで3300両はアップしている旨を伝えると、それをどうにか3600両まで出来ないかどうか打診があった。そのデータを用いて、3600両のパネルを作ったらすごいだろうなぁと言う話が出たのだ。
 実際に出来るかどうかは、他との兼ね合いがあると言う事だったのだが、そんな事もあって、とにかく3600両のデータを自分のHPにアップする作業を開始した。
  これは、たとえ番組で使えなくても、自分自身がずっと前から公言している「いつかは3600両アップします」という作業が出来るわけだから、それはそれで作業を進めるための良い動機付けになるかなと言うのもありました。人間、苦しいこととかは進んでやりたくないですが、何か身近な目的があれば、とにかくやろうとしますからねぇ。私の3600両の写真の更に同一車両の何枚もある画像を公開するという遠い遠い目標ってのは実はなかなか足を踏み出せないのですよ。もちろん、一歩ずつ進めていかなければゴールには達せないので、やるしか無いのですが、どうしても他の手短な目標のものを先に済ましてしまう傾向にあります。
 それに対して、番組で使うかも知れないから3600両まで揃えて下さいってのは、ある意味「手短な目標」であり、更に番組にプラスになる可能性があると言う事で、結構がんばって進めました。
 3605両撮影済みなのですが、1両の写真がどうしても出てこなくて、実質3604両しか現在はアップできてませんが、9月26日に完了してますので二週間で300枚の画像を探した事になります。結構それってがんばったと思ってます。
 ちなみに残り1枚ってのは、レイルマガジンの連載で使った写真で、ネガを切り刻んで送ったやつなんです。どこかにあるとは思うのですが・・・
 また、私の方は、103系の名誉挽回の部分をどう表現すれば良いのか、あれこれ考え始めることになる。

熱中時間鉄分補給スペシャル2009 11月23日21:00〜22:29 BS2

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