2003年 7月14日(月) 幻のサハ103−3

私は103系の[製造]99%以上を撮影しているが、未撮影車も何両かある。
サハ103では奈良の3番・豊田の80番・140番、明石の286番・290番(これらはサハ102で撮影)などである。
この中で3番は編成からはずれた事を知ったが、撮影するすべもなかったのだが、京都に撮影に行くときに新快速の車中から向日町運転所に留置しているサハ103−3を発見した。
「よし、京都からの帰りに車中から撮影しよう」と思い、京都で若干撮影の後帰路についたのだが、そのときはすでに向日町運転所にサハ103−3の姿は無かった。
狐に包まれた感じだったが、その後廃車になった。
友人などからサハ103−3の写真は何枚かもらったのだが、やはり悔いが残る。
完全にあきらめていたのだが、ふと家の写真を眺めていたら何となく写っている番号が一桁に見えた。
もともとこの写真は左に写っているクモヤ442−2の写真を写しているのだが、よく見ると「3番」に見える。
頭の中がにわかに活発化する。
日根野に一桁の車番の車両?サハの3番は奈良だったはず・・・・いや、まてよ、もともとは鳳に・・・・その間も写真を眺めながら、阪和線にモハの1桁番号車はいたか?考える・・・いや、いない。
サハだ・・・下回りもさっぱりしている。間違いない、これはサハの3番だ・・・・・
私にとって幻のサハ103−3だが、見ての通り完璧な写真ではない。
でも、良いのだ。自分自身がサハ103−3を写しているという事実さえ残れば良い。

しかし、写していないと思っていたのが出てくるのはとても嬉しいものがある。
クハ103−352・528番、そしてサハ103−3番、モハ103−336・913番、モハ102−490・492番(東中野事故車)などがそうなのだが、発見した瞬間は「信じられない」という感じで、その後グワァっとうれしさがこみ上げてくる感じ。
今日はとっても満ち足りた気分だ。


サハ103−3 昭和53年4月29日 鳳電車区 

ちなみにオリジナルの写真は