2003年 8月 6日(水) 長野工場改造の車両更新工事車の特徴

103系掲示板で準特急さんが長野工場施工のM103−324の床に丸いものがあると書かれていたこともあり、さよなら301系を見にいったついでに豊田の103系を少し見て、現物などを撮影してきました。
また、他にも長野工場での特徴が何点かありますので、あわせて写真で説明したいと思います。

長野工場での車両更新工事は新津同様、全体で見てもわずかで、McM’車1ユニット・MM’車5ユニット・Tc車1両・T車4両の合計17両のみである。
車番と改造日などを示すと
モ ハ103−324 モハ102−480           1988. 9. 8
サ ハ103−218 サハ103−219           1988. 9. 8
クモハ103−135 モハ102−295 クハ103−618 1988.10. −
モ ハ103−275 モハ102−430           1988.11. −
モ ハ103−362 モハ102−518           1988.11. −
サ ハ103−296 サハ103−297           1988.11. −
モ ハ103−268 モハ102−423           1989. 2. −
モ ハ103−269 モハ102−424           1989. 2. −

この中で、まず最初の改造車は号車札受けの位置が近郊型並に高い位置にあります。
下の1番目の写真ですね。
次に、これは新津改造もそうなのですが、三方コック蓋が原型のままなのですね。
その次の写真です。
そして、これは長野工場独特のものなのですが、車内ドア下のステンレス巾木の取り付け方が違っています。
その下の写真です。

長野工場改造車は、号車札受けの位置が高いM324のユニットと同時に出場したT218と219が号車札受けの高さはOKだが1両に4カ所も取り付けてしまったこれまた異端車で、いかに普段慣れていない車両の検修・改造などが難しいかよくわかる事例だと思う。
その後の号車札受けは通常の位置に設置された。
ところで、1988年10月に出場した3両は長野工場で唯一先頭車を含んでいるが、形態的にはどのようだったろう?
また見つけたらお知らせしようと思うが、何か気が付いたことなどみなさんからご教示いただければ幸いと思います。


2003. 8. 3 府中本町 モハ102−480 号車札受けがこんな位置にある。通常は札受けの上端とドア上端が同じくらいの高さ。


2003. 8. 3 府中本町 モハ103−324 三方コック蓋が原型だが、床部分で更新工事車とわかる。


2003. 8. 3 府中本町 モハ103−324 丸いのが何かわからないけど、この車両の特徴。そして巾木は長野工場の特徴。