雑誌に載らない103系 貫通扉下部の形状

新製車は、基本的に塗装されていたと思いますが、実際に塗装前の状態を見たことがないので材質が何かは不明ですが、下記塗装欄の写真を見る限りでは木材であったと思われます。
地下乗りいれなど不燃化対策が施されてる車両は、この場所が木材では無いとは思うのですが、燃えるモノはダメと言うなら塗装自体が燃える訳ですから、この部分が木材で無かったという証拠は今のところありません。
アルミやFRPに変わった車両も、アルミ板の下が何なのかは不明です。
また私はアルミとステンレスの明確な区別を知りませんので、アルミと思っていてもステンレスかも知れません。
ただ、鉄板の場合は板の厚みから考えて、下の部分ごと取り替えている可能性がありますが、これまた明確にはわかりません。

でも、普段何気なく歩いている、こういう通路にもバリエーションがあったと言うことはわかって頂けると想います。
塗装とアルミについては、詳細な調査は行えておりません。
岡山と広島のみ調査が完了しましたが、グループ分けできるような特徴が見あたらず、木材の損傷具合で決めていたような気がします。

塗装


クモハ103−2501 2005.10.10 塗装が薄くなって木目が見えていますね

アルミ


モハ103−315 2003.5.5

鉄板  


たぶんクハ103−98 2000.7.19
JR西日本広島地区の下記の車両のみ上記のような渡りを設けている。
参考までに延命工事日を記載したが、延命工事と同時に上記のようになったかどうかは不明。

 クハ103− 86 (1998. 5.22 SS 延命N)
 クハ103− 98 (1998. 2.19 SS 延命NB)
 クハ103−183 (1995. 1.30 HB 延命NB)

FRP


モハ102−461 2003.5.2
JR西日本延命N工事車のうち、下記の車両のみ上記のような渡りを設けている。延命N40工事車への試作であった可能性が高い。

 モハ103−305・モハ103−306 (1988.12.24 TT)
 モハ102−461・モハ102−462 (1988.12.24 TT)
 クハ103−201・クハ103−202 (1988.12.24 TT)
 サハ103−318           (1988.12.24 TT)

2006.-2.13 Nobuyuki Nagao