このサイトについて

このサイトは「103系」という国鉄〜JRで活躍している4扉ロングシートの通勤形電車を扱うページです。
103系は酷電の代名詞みたいな路線(山手線や京浜東北線・大阪環状線など)に投入され、昭和38年〜昭和59年まで3500両近くが製造されました。
まさに高度成長期の日本の通勤輸送を支えてきたと言っても過言では無いでしょう。
ただ、趣味として見た場合、残念ながら魅力のある車両とは言い難く、当形式を専門に追いかけている人は少なかったのが実情でした。

そんな事から、当形式については改造車も含め3637両(平成18年1月現在)という未曾有の両数があったにも関わらず、紹介されるのは一部の珍しい車両だけでした。
紹介する側も3500両以上を調査するという事が不可能だったために、どうしても情報がかたよってしまったのでしょう。
私の活動は、全車撮影する事から始まり、その後車内も含めて2000両近くの調査も行いました。

車内まで調査される方は、他系列も含めてほんの一握りですので、103系2000両の車内調査というのは、ある意味画期的な事だったと思われます。(この調査結果については、月刊レイルマガジン誌に23回に渡り連載させていただきました)

写真も昭和50年代から、コツコツと全体の99%にあたる3600両以上5万枚以上を撮影済みです。
現在は全てアップできていませんが、その調査両数・撮影両数共に国内で最多ではないかと考えております。

なにぶん、これらを全てアップするには膨大な時間がかかりますが、103系好きな方ならきっと楽しんで頂けると思っております。
また、細かい注意点や管理人の考え方などは下記に箇条書きにしておりますので、お時間のある時にでもご一読下さいませ。

それでは、しばしご休憩のほどを・・・・

主 旨

管理者である永尾信幸が30年以上追い続けてきた103系の写真や、現車調査を個人だけでなく103系を研究する者たちで少しでも共有できればと考え立ち上げました。
過去の鉄道研究を趣味誌にみると、珍しい車両にのみ目が奪われがちで、その形式の全車両に対して目を向けてあげるという風潮が少なかったように思えます。
そこで、これまで珍車などの影で活躍していたごくふつーの103系にも目を向け、車両調査についても1両はあくまで1両という考えで作成しています。

写真撮影について

できるだけたくさんの形態を後世に残したいとの思いから、撮影に関しては「質より量」を重要視してきました。
露出不足で床下機器の見えないものや、架線柱などの障害物があっても平気で撮影してきましたので、違和感を感じられる方も多いかと思います。
詳細は 写真について をどうぞ。

真横からの車両撮影について

車両を真横から撮影する記録方法を進めています。
これにより一般の形式写真が抱える写真奥は小さく写るという欠陥を減らし、遠近感による誤差も減りますので、より正確な機器配置を記録できるようになったと考えております。

写真・記事の引用・転載について

このサイトでは、膨大な103系の記録を後世に残したいという考えから、今後サイトが充実してきたら書籍や他サイト等で過去に発表された写真や記事の一部を引用・転載する可能性があります。(現在は自サイト充実を最優先としておりますので、引用している写真等はございません)
詳細は 著作物の引用について をどうぞ。

情報の共有について

このサイトで言う、情報の共有について、不満のある方が多いと聞きました。
と、言うのもどんな趣味界においてもそうですが、自ら調べ上げた情報や、新しく入手した情報は、自分が独占したいという独占意識と、それを他人に先立って持っているという優越感に浸りたいからだと思います。
ただ、そういう優越感というのは単に一過性のものであり、趣味界全体を考えるなら公にしない事は悪と考えます。
できるだけ情報や研究成果を公開し、それに伴って新しい疑問点などの解決・研究に当たる方が、優越感という自己満足よりも格段に建設的だと思ってます。

表現・呼称について

正式名称についてですが、このサイトでは、厳格にそれに従うという事はしません。
1つの部位に複数の名称が存在する事もありますし、そんな事でケンカしたくありませんから。
過去に趣味誌で発表されてきた表現についても、著者によってバラツキがありますので、その当たりは用語対象表みたいなのは作ってみたいとは思っています。

文体などについて

このサイトでは、できるだけ簡単な言い回しを使うように心がけています。
私自身、難しい言葉が嫌いなのと、意思の疎通面でかみ砕いて言う方が遙かに情報伝達力として高いと感じるからです。
また、漢字についても、慣用的に使うもの以外はできるだけ当用漢字で済ますようにしたいと考えています。

車両調査について

過去に多くの先輩方が、様々な視点で車両を調査してきました。しかし、近年のファンは写真撮影はしても車両調査をやっている方というのが少なく感じます。
ある意味「技術の継承」が出来なかったとも言えると思うのですが、1980年頃から、実車をコツコツと調査してまとめ上げる手法ではなく、内部資料をまとめる手法が広まってしまったのが原因では無いかと考えています。
実車は誰でも調査できるが、内部資料調査は実際に現場に赴いて現場の人間のお世話にならなければならないので、調査自体が面倒になってしまったとも考えられます。。
趣味の原点は、好きな車両をじっくり見るところから始まる。机上の書類だけでは調査も頭打ちになってしまうというのも原因ではないかと思っています。
これら調査についても、技術の伝承ではないが、私なりのまとめ方なども解説できればと思う。
詳細は 調査について をどうぞ。

三現主義について

上の車両調査についてと似たような事なのであるが、私は三現主義(現場に行き、現物を見て、現実を知る)をできる限り取りたいと思っています。
と、言うのも各雑誌などでの車両特集の元となる資料は、ほとんどが鉄道会社からの内部資料なのだが、その資料を過信し、現物で検証したケースが少ないと思われるのです。
「内部資料と実車調査が融合してこそ大きな資料となりえる、内部資料が優れているとか実車調査がすぐれているとかではなく、それをいかに結びつけるかではないか」と思うのですが、どうも双方の短所を批判し、自分の行動を正当化する方が多いように感じます。
私は内部資料を入手するようなチャネルは無いので、現車の確認などで貢献したいと思っておりますし、そのためにも三現主義を進めたいと考えております。

当ウェブページ上のデータ等について

写真に関して、とくに断り書きのないものは、管理者である永尾信幸が撮影を行ったものであり、著作権は私にありますが
 
1.103系に関連する場所
 2.営利目的で無い
 3.批判目的で無い
 4.撮影者の明示
という4つの条件を満たしていれば画像等は私に連絡せずに使用していただいて結構です。

また、調査データなど現車にて確認したデータについては、管理者である永尾信幸が調査を行ったものでありますが、そのデータを利用されて被った被害などに関して、私は一切の責任を負いません。
データ使用に関しては、あくまでも、ご自身の責任において使用してください。
また、正式な資料を基に作成したものでなく、あくまでも一個人の目で見た調査ですので、「抜け」「勘違い」等が無いとは言い切れませんし、調査後の変化などまでサポートしているわけではありません。
その点はあらかじめご了承下さい。

動作確認

私はFireFoxを使用している関係で、同ブラウザにて動作確認をしています。
画面は1280×1024を使用していますが、一応横1024に入るようにレイアウトしていくつもりです。
スタイルシートなどの扱いの違いによって、IEでは枠線などが正確に出ない場合もあります(また逆もあります)が、その当たりはブラウザによって読み込む外部CSSを変えるなどして今後対応していきたいと考えております。

サイト名の由来

1994年頃にウィンドウズ3.1とTCP/IP接続ソフトを用いて初めてインターネットに接続しました。
今まで文字中心だったパソコン通信で絵や写真が出てることに大きく感動したものです。
すぐに103系のサイトを立ち上げましたが、当時のサイト名は「103系ホームページ」と言う名前でしたが、数年後、世界に向けて発信するインターネットなんだからと名称を「CLUB103」としました。
ただ、このタイトルだと何のページかわかりにくく、検索サイトでも引っかかりにくいので、サブタイトルとして「103系ホームページ」という名前を復活させて現在に至っております。

管理人プロフィール

管理人については こちら をご覧下さい。

リンクについて

当サイトはリンクフリーとなっております。
リンクをして頂けるのはとても光栄ではありますが、基本的に「鉄道系」サイトのみとさせていただきます。
また事後で結構ですので、連絡をいただければと思います。
私の方からのリンクですが、基本的に103系を扱うサイトが中心となりますが、特定の形式を中傷するようなサイトは、中傷されている形式の応援サイトへ私がリンクをする際に不具合がありますので遠慮させて頂く事もあります。
ただ、私が相手を選べるほどエライわけでもありませんので、出来る限りご期待に応えたいと思っております。

2006.-2.15 Nobuyuki Nagao