さようなら仙石線103系

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過渡期の色違い電車

過渡期の色違い電車

1993(平成5)年頃には非冷房車の多くが冷房車に置き換えられたが、移動の際に以前の塗色のまま走るケースなども増えた。本来は仙石線用の更新改造を受けてから仙石線で運転を開始していたのだが、夏場に冷房車を一両でも多く走らせたかったという理由もあり、とりあえず夏の期間中は前の配置区所の色でそのまま仙石線を走らせた。その間、非冷房車は少しお休みしておき、冷房を使わなくなる秋以降に非冷房車に再び活躍してもらい、その間に車両更新工事を受けて復帰し、先の非冷房車を廃車にすると言う手順がとられた。写真の朱色の他、青色や黄色などの色の車両がこの時期に仙石線を走っている。

その後も黄色の電車が入ったり1994(平成6)年の台風の影響で車両トラブルがあり、その救済に首都圏から急遽呼ばれた編成は、朱色と黄緑(1両のみ青色)で、この頃の仙石線は色見本電車という感があった。

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