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奇跡の復活
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奇跡の復活仙石線の多賀城駅高架工事に関連して、ラッシュ時に多賀城駅で折り返していた列車を東塩釜まで延長運転する事になった。その延長のために編成が足らなくなり、郡山駅で保留中の103系に白羽の矢が立った。103系はもともとトイレ設備が無かったが他の205系には全て取り付けられてる事から、今回、トイレ取付改造も実施した他、パンタグラフもシングルアームの少しハイカラなものになった。
2007(平成19)年に営業運転に復活した103系ではあるが、運転区間は平日の朝ラッシュ時の一部の列車で、あおば通−東塩釜間とされ、風光明媚な海岸沿いには顔を出さなくなってしまった。 予備編成の確保という意味合いが強い復活であるから、このあたりは致し方なかった。復活から2年、いよいよ最後の時を迎えようとしているが、これが2000両以上あったJR東日本での最後の103系だと思うと、やはり何か寂しい気持ちになる。
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